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【思い出のレトロPC紹介】第5回 SHARP X68000

実は・・・X68kは今まで所有したことがないんです(爆)

ただ、憧れのマシンであったこともありますし、PC-9801FM-TOWNSの記事を書いておいてX68000を書かない訳にはいかないと思い、書いてみようと思います。

 

X68000はシャープのテレビ事業部が1987年に発売したパソコンです。CPUにモトローラーのMC68000を採用し、併せて強力なグラフィック機能とサウンド機能を持っていました。また、初代モデルには添付ソフトとしてコナミグラディウスが付属し、その完成度の高さは高い評判になっていました。

 

X68000はコアなゲームファンに非常に人気がありましたが、それ以外にもメモリの扱いやすさなどのハードウェアの扱いやすさからパワーユーザーにも非常に高い人気があり、同人ソフトやフリーソフトウェア等が非常に多かったことも特徴でした。

特にパソコン通信をやっているとX68000用は非常に様々な優秀なフリーソフトやCGやアニメーション、音楽などの様々な作品がアップロードされており、当時NECPC-9801シリーズ等のユーザーでパソコン通信でのX68000ユーザーのコミュニティーを見てX68000に憧れた人は非常に多かったと思います。

実際にPC-9801FM-TOWNSを利用していたユーザーがパソコン通信をきっかけにX68000シリーズに買い換えたという話は当時はよく聞きました。

私は当時まだ学生で、流石に買い替えの夢は適いませんでした。

 

また、当初から公言されていた「5年間はハードの基本仕様は変えない」との公言通り、1993年に発売されたX68030まで基本的なハードウェアは変わらず、メモリ容量の違いと1991年に発売されたX68000XVIシリーズのクロック周波数のみでした。

また、X68030でも大きな仕様変更はCPUの変更のみでグラフィック性能やサウンド性能を変更はありませんでした。

そのため、初代X68000でもメモリ増設のみで大抵のソフトは問題なく動作するため、ユーザーからの信頼も非常に大きかったと思います。

 

X68000シリーズの最終機種は1993年に発売されたX68030でしたが、それ以降もユーザーの力でCPUアクセラレーターや様々な拡張ボード類が多く出回り、1993年の時点ではあまり普及していなかった有線LANやUSB機器を扱える拡張ボードが出回っていたりしました。

更に最終機種の発売から20年以上経過した2015年現在でも、同人レベルなどの活動が非常に活発に行われています。

 

もちろん、X68000のソフトを現在のパソコン等で動作させるエミュレーターも開発されておりますが、他機種との違いとしては2000年にシャープさんが公式にBIOSやOS、開発ツール等の基本的なソフトウェアを無償配布しており、X68000シリーズを保有していない方でも誰でも気軽にそれらのソフトウェアを入手できますし、活用するためのフリーソフトや情報も今でも容易に入手可能になっています。

 

流石に、2015年現在では実機を利用するのには大きな壁があり、本体の経年劣化による故障の他、モニターも15khz/24khz/31khzの3モードモニターが必須であり、入手は24KhzのみのPC-9801シリーズと比べても困難になっています。その他に主力メディアである5インチ2HDのフロッピーディスクも2001年頃に生産完了しており比較的早い時期から入手方法が問題になっています。

 

私は、今でもX68000に対しての憧れは今でもあり、個人的に動作する形の実機を入手できる機会があれば、ぜひほしいと思っております。