当時、まだまだファミコン人気が根強かったが、流石にハードの性能に限界が見え始めた1988年に登場したセガの16ビットゲーム機です。
この当時はアーケードゲームは16ビットCPUを使用していたものが多かったが、家庭用ゲーム機では8ビット全盛期でした。パソコンにおいてもPC-9801シリーズやX68000シリーズなどの16ビットパソコンがようやく家庭で普及がはじまった時代でした。
メガドライブではCPUにモトローラーの68000、サウンド制御用にザイログZ80を使用しておりました。この構成は当時のアーケード基板の構成でよく使われていて、アーケード作品の移植を強く意識していたことは容易に想像できます。
また、オプションのメガCDを接続時はメガCD側にも68000が1つ搭載されており、68000×2+Z80というとても贅沢なCPU構成になりました。
サウンド機能はステレオ6chのFM音源を搭載していますが、当時はステレオ音声に対応したテレビは高価なものばかりだったため、標準添付のビデオケーブルはモノラルになていました。そしてステレオ音声を手軽に楽しめるよう、本体にヘッドホン端子が装備されていたが、ロットによってはノイズが多く音質があまり良くなかったようです。
これで任天堂を倒した!!・・・と思われましたが、2年後の1990年に発売されたスーパーファミコンは更に上のスペックでサードパーティーも多く参入していましたので、結局太刀打ちできませんでしたが、マークⅢ・マスターシステムなどの8ビットゲーム機のときのような惨敗ではなく、かなり善戦はしていたと思います。
そして廉価版として1993年に登場したメガドライブ2。私は発売直後にストリートファイターⅡをやりたくて購入しました。
まず、価格がメガドライブの21000円に対し12800円という大幅な値下げが行われ、本体サイズも大幅に小型化された。
そしてAV端子の形状が変更されステレオ出力に対応し、それに伴い悪名高いヘッドホン端子は廃止されました。
そして、自分的にメガドライブ2購入の決め手になったのは6ボタンパッド標準添付です。ストリートファイターⅡがアーケードと同じボタン配列のパッドで、当時のライバルのスーパーファミコンでは純正としては用意されてませんでした。
(PCエンジンではオプションとして純正で用意されていました)
私が所持しているメガドライブはこの2台ですが、その他にも多くのバリエーションがあり、ビクターからCD-ROM一体型のワンダーメガ、AIWAではCDラジカセ型メガドライブ、パイオニアからはLDと連携できるレーザーアクティブ(メガドラパック)、セガ本家は本体コントローラー一体型のメガジェットなどの数多いバリエーションがあり、更に海外に目を向けるとポータブル型メガドライブ、ノーマッドなど、非常に様々なバリエーションがあります。
個人的にはアーケード作品がすきなレトロゲーマーならスーパーファミコンよりCPUに68000、FM音源6音を搭載されたメガドライブでしょう!